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潰瘍

潰瘍(かいよう)とは皮膚や粘膜や眼球(角膜や結膜)などを覆う上皮組織、即ち被覆上皮が傷つき、肉眼的な広さにわたって欠損した状態のことである。通常、より深層の組織も、症例毎に様々な深さで損傷を起こしている。
被覆上皮を失った事で受ける外部刺激(特に感染)に対する防御反応や、損傷した組織の再生・修復のために、潰瘍は炎症を伴うのが常である。

潰瘍より軽度の被覆上皮損傷、即ち上皮の連続性は失われているが顕微鏡的なレベルにとどまるもの〜肉眼的には上皮が欠損しているが顕微鏡的には不連続的に上皮細胞が残っているものは、糜爛(びらん erosion)と呼ぶ。より深層の組織の傷害は軽微かつ限局的(せいぜい、皮膚なら真皮乳頭層、粘膜なら粘膜固有層まで)である。

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「潰」も「瘍」も当用漢字・常用漢字外の文字であるため、平仮名で「かいよう」と書かれることも多い。
いつも口腔粘膜(舌を含む)の同じ位置が、歯列の不整や自咬癖などのために歯牙によって、また適切に装着されていない補綴物・補綴装置(義歯等)との接触によって、刺激されていると潰瘍を生じやすい。これを慢性刺激口腔潰瘍という。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、頻度が高く健康への影響が大きいため、言わば「代表的な潰瘍」である。これらの組織は胃の粘膜から分泌される胃酸に常にさらされているため、治癒しづらい。
皮膚は人体で最も面積の広い器官である。皮膚潰瘍の深さや重症度の分類法がいくつかあり(メルクマニュアル分類、全米褥瘡諮問委員会 (NPUAP) 分類、ワグナー分類など)、回復や悪化の具合を情報伝達する際の利便が図られている。

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2009年12月16日 03:21に投稿されたエントリーのページです。

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