ムーの守護神たる、全長200mもの大きさを持つ白いヒゲ鯨。 破壊の神にもなり得る力を秘めた平和の神の使いとして、ムーのシンボルとなっていた。 ムーの技術によりラ・ムーの脳を体内に移植され、サイボーグとなって3万年の時を超えて蘇った。主人公たちが操縦カプセルから操ることができる。操縦カプセルは地球ゴマ構造の密閉された球体で、白鯨の口の辺りからテレポートで乗り込む。操縦方法は主人公たちが二つの操縦球を掴むことで意思を伝えて操るもので、後述のムーバルと同じ。ただし、一人乗りのムーバルと違って白鯨は搭乗者五人が意思を合わせないと真価を発揮することができない。そのため、負傷や不在などでメンバーが欠けたために、ピンチに陥ることもあった。
平和の神の使いらしく、初登場時点の白鯨は特に武装はなかったが、その後、主人公たちの力を受けて次第に強力な力を備えて変身してゆく。変身の推移は次の通り。
1~6話:飛行能力とバリア展開能力を有する。バリアに身を包んでの体当たり攻撃で敵を撃破する。バリアは小型戦闘機程度なら触れただけで破壊できるほど強力。
7~15話:オーロラビームが加わった。
16~18話:頭部にムーの紋章が、胴部に虹色の模様が浮び上がった。この模様で、オリハルコンパワービームを跳ね返した。
19~最終話:宇宙船に変身。オーロラビームに加えて熱球ビーム砲 7門を備えた。熱球ビームは単発でも強力だが、一斉発射することで更に威力を増すことができる。ただし、斉射は 5発が限度のようであった。
ムーバル
主人公たちが搭乗するムーの戦闘飛行艇。空中、水中で自在に行動できる。主人公たちの会話からすると、水深500mまでは潜れるらしい。また、宇宙に飛び出すことは搭乗者の命にかかわるようである。大まかにはナスを縦に切ったような形、あるいはボート型胴体の船尾部分に半球形のコックピットが載っている形態。白鯨についても言えることだが、推進機関らしきものが見当たらず、その飛行原理は不明。高速飛行時には胴体側面を形成している主翼を展開する。
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熱球ビーム
ムーのビーム兵器。皿状に展開した砲座から球状のビーム弾を放つ。白鯨の宇宙船形態とムーバルに装備されるが、両者の威力は段違いで、ムーバルでは歯が立たなかったアトランティスの爆撃機を、白鯨の熱球ビームは一発で数機まとめて粉砕することができた。なお、小説版におけるムーバルのビームは光球ビームと記載されていた。
オーロラビーム
第一段変身後の白鯨に備わった武装。頭部の突起からオーロラ状の光の帯を放ち、物体を凍結させることができる。
ラ・グリル
ムーの力の源。ムーの言い伝えによると、宇宙を創造した神が地球に投げ入れた光とされる。人間の心の中にある、無形の存在。人間に科学と精神との調和、言い換えるなら”愛”を与えた。
国連軍
アトランティスの侵攻に対して果敢に立ち向かったが、手も足も出せずに全滅させられていた。そのジェット戦闘機は、外見からして明らかにグラマンF-14トムキャットであった。主人公たちと協力するような場面は描かれなかったが、16話でアトランティスに無条件降伏すると大艦隊でイースター島を包囲、白鯨の引渡しを迫った。なお、小説版では南極大陸で最後まで抵抗を続け、アトランティス大陸の地球帰還に至り、降伏して大陸に連行されている描写があった。